きれいなエリックカールの虫の絵本
4歳半の息子は、カブトムシがきっかけで昆虫に興味をもつようになっています。
先日、そんな息子と保育園の帰りにいつものように図書館に行きました。
息子が棚で見つけて即借りしたのが今日紹介するこおろぎの絵本です。
作者は、『はらぺこあおむし』で有名なエリックカール。
エリック・カールの絵本の魅力は、なんといっても色の美しさではないでしょうか。
そんな色使いのきれいな作者が手がけた昆虫の絵本を紹介したいと思います。
『だんまりこおろぎ』
ぽかぽかあたたかいある日、ぽっこり!
こおろぎぼうやが生まれました。
こおろぎぼうやは、野原で大きなこおろぎや、バッタ、かまきりにセミ・・・
いろんな虫たちに出会います。
みんなが「こんにちは」と挨拶してくれるのですが、
こおろぎぼうやは、小さな羽を一生懸命こすってもなかなか音がでません。
「おとがでないよ うたえない」
そんなある日、こおろぎは仲間の女の子をみつけました。
その子もとても静かなこおろぎでした。
その子に挨拶しようと、もう一度羽をこすると・・・。
たくさんの虫たちが登場してくるので、昆虫好きの子どもさんはきっと大喜びの絵本だと思います。
絵本の中で、少しずつコオロギが大きくなっていく様子に息子が気付いて教えてくれました。
色合いの美しさは、大人が見ていても温かい気持ちになります。
絵本の裏表紙に、「地球には約4000種類のこおろぎがいます」と書いてありました。
そんなにたくさんの種類がいるとは知りませんでした。
そして、最後には驚きの仕掛けが!
図書館から帰って、私が荷物をおろして夕食の準備をしている間に、さっそく一人で絵本を読み出していた息子。
おとなしいなぁと思っていたら、「リーン、リーン、リーン」と音がするではありませんか。
息子も驚いた様子で、固まって私の方を見ていました。
最初、私も何の音かわからず、警報機にしては美しすぎるし、本物の虫が部屋に入ってきたのかと本気で探してしまいました。
仕掛け絵本だと気づいたとき、息子も安心したのか大笑い。
そういえば、タイトルの横に「虫の音がきこえる本:物語のおわりのところでこおろぎがなきだします」と書いてありました。
エリックカールの絵本で、こんな仕掛けがあるとは思っておらず、サプライズのプレゼントをもらった気分になりました。
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