目次
- トイレットトレーニング
- トイレットトレーニングの時期に気をつけていた点
- 『しっこっこ』 作:西内ミナミ 絵:和歌山静子 偕成社
- 『ゆっくとすっくトイレでちっち』作:たからてかよ 絵:さこももみ ひかりのくに
- 何かを教えるための絵本
トイレットトレーニング
みなさんは、いつごろからトイレットトレーニングを始められましたか?
この記事を読んでくださっている方は、今から始めようとされているかもしれません。
うちの息子は、1歳の終わりから2歳はじめ頃にトイレットトレーニングを始め、ほぼ保育園で覚えてくれた感じです。
なので、苦労してトイレットトレーニングをしたという感じではないのですが、保育園ではできるけれど、家だと甘えたり、トイレの空間が狭くてあまり入りたがらなかったりで、多少の工夫が必要な時期がありました。
そこで、当時、図書館でトイレの絵本を借りてきて、息子と一緒に読んでみました。
そして、反応のよかった絵本を参考にして、トイレを息子の大好きな場所になるようにと思って飾り付けしたら、大当たり。
家でもトイレに行こうと誘うとすんなり行ってくれるようになりました。
トイレットトレーニングの時期に気をつけていた点
家でのトイレットトレーニングの時期に私なりに気をつけていた点は以下のようなことでした。
・焦らない。いつかは必ずできるようになるからと思うようにしていた。
・トイレに行けた、ズボンが脱げた、便座に座れた・・・すべての工程を一緒に喜びほめるようにした。
・失敗しても、出来る限り怒らない。(掃除したばかりのトイレがすぐに汚れてうんざりしたり、イラッとしてしまうことはもちろんありましたが、努力して怒らないようにしていました)
これからトイレットトレーニングをはじめようと思われている1歳後半や2歳の子どもさん向けの絵本を2冊紹介したいと思います。
どちらも息子と一緒に読んでみて、効果を実感した絵本です。
『しっこっこ』 作:西内ミナミ 絵:和歌山静子 偕成社
セミさん、犬さん、ぞうさんに、雲や電車さんまで・・・
みんなが「しっこっこ」とおしっこをします。
最後に男の子もしっこっこ。
同じシーンの繰り返しなので、小さい子でも読みやすいわかりやすい構成で絵も見やすい絵本です。
雲さんのおしっこは雨、電車さんのおしっこは水でしょうか。
以外なものたちのおしっこに「え〜」と息子も笑っていました。
絵本を読んだあと、息子に「みんなもしっこ、〜ちゃんもしっこ出るかな?」と声掛けすると、「うん!」って大きな声で答えてくれていました。
トイレには行きませんでしたが・・・。
『ゆっくとすっくトイレでちっち』作:たからてかよ 絵:さこももみ ひかりのくに
ゆっくとすっくのシリーズの中にある、トイレのお話です。
息子はこの絵本をきっかけに家のトイレに興味をもってくれるようになりました。
ゆっくとすっくのお友だちが、「もれちゃう、もれちゃう」とそれぞれ自分の家のトイレに駆け込んで上手におしっこをします。
それが、お友達のトイレはみんなの好きなもので飾られた一つの小部屋のようになっているのです。
お人形がいっぱいのトイレだったり、本があったり、電車のアイテムがいっぱいのトイレだったり。
こんなに楽しいトイレだったら、きっと自分から入りたいと思ってくれるだろうな…。
この絵本に刺激を受けて、息子の大好きなトーマスの壁紙シールを購入して、トイレをトーマスワールドのように飾り付けしました。
他の部屋はできるだけシンプルにと思っていますが、トイレは小さな空間だし、この場所だけ賑やかでもまぁいいかと思えたので。
思った通り、トーマスに会いたいとトイレに行くのを嫌がらなくなり、トーマスに見せてあげるんだと自分でトイレに座っておしっこをする練習をしてくれるようになりました。
何かを教えるための絵本
基本的に毎日読む絵本は、子どもが好きなお話の絵本を選びたいと思っています。
けれど、歯磨きを覚えたり、イヤイヤ期がひどかったり、保育園に行きたがらなかったり、お風呂に楽しく入ることだったり・・・
その時々に子どもに伝えたいな、覚えてほしいなと思うことがあると、絵本を調べて図書館で予約して借りたりしています。
何かを教えるための絵本ってけっこうたくさん出ています。
私は、発達に合わせた出来事に関する絵本は、うまく活用して、楽しみながら何かを覚えていってくれたらという思いで借りています。
一方で、気持ちや情緒的なもの(例えば、仲良くしようね、嘘はだめ・・・など)に関しては、直接それだけを教育的視点、しつけの視点で絵本にしました!という絵本はあまり好みません。
情緒的なものは、どんな絵本からどんなことを感じ取っても、それは子どもの自由だし、読むたびに感じることが違う、読む時期によって想うことが違う、そんな絵本の方が味わいがあって、物語の世界が深いなぁと思うから。
絵本は読んでいる人によって、内容が違う。
同じ絵本を読んでも、何を感じるかや印象に残るシーンは人それぞれ違う。
極端に言うとそれでいいのではないかと思うのです。
広告