目次
- 横溝栄一さんの電車絵本
- 『ちかてつのおれんじくん』
- 『はしるはしるとっきゅうでんしゃ 』
- 『しんかんせんのぞみ700だいさくせん』
- 『えすえるれっしゃだいさくせん』
- 『しんかんせんでおいかけろ』
- 『かもつれっしゃのワムくん』
横溝栄一さんの電車絵本
息子は、乗り物が大好き。
だから、絵本を選ぶ時も電車の絵本がほとんどです。
その中でも、何度も何度も読んで、図書館でもリピートして借りたり、購入して手元に置いて繰り返し読んだりする本の一つが、横溝栄一さんの絵本です。
物語の内容は、よく似た感じの話が多いですが、独特の丁寧に描写された電車の絵は、どれもそれぞれに味わいがあって、子どもたちが絵本の中の電車に夢中になるのがわかる気がします。
今日は、その中から息子と図書館で借りて読んだお気に入りの横溝栄一さんの電車絵本を6冊紹介したいと思います。
『ちかてつのおれんじくん』
いつも地下ばかり走っている地下鉄のオレンジ君。
他の電車は素敵な場所を走っていたり、かっこいい・・・。
うらやましくて元気のないオレンジ君が、ある日男の子とお母さんの話を聞いて、神様にお願いします。
「神様、僕に海や山を見せてください」
すると、夜にオレンジ君は空を飛び、遊園地や海や山をみることができるのです。
次の日、誕生日プレゼントの大きな電車のおもちゃを抱えて、昨日お母さんと電車がほしいと話していた男の子がオレンジ君に乗ってきます。
「よかったね、けんちゃんくん」
そして、オレンジ君も元気いっぱいに走り出します。
『はしるはしるとっきゅうでんしゃ 』

はしるはしるとっきゅうれっしゃ (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)
- 作者: 横溝英一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/11/20
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
この絵本は、大人が読んでも楽しめるのではないでしょうか。
横溝さんらしい丁寧な電車と車窓、風景が美しい絵本です。
なんだか電車の旅をしてきたような気分にさせてくれる絵本です。
息子も、絵をじっと見ながらゆっくりとページをめくっていました。
『しんかんせんのぞみ700だいさくせん』
男の子が大好きな新幹線700系のぞみの絵本です。
お兄ちゃんと弟が、大好きな新幹線にのるお話。
切符を買いに行くところからスタートし、新幹線にのって東京から名古屋まで。
帰りは各駅停車の電車を乗り継いで家まで帰ってきます。
途中で弟が不安でぐずってしまいますが、気をとりなおして最後までお兄ちゃんと一緒に家のある駅まで前ってくることができました。
子どもだけで新幹線に乗って帰ってくるのって、本当に大冒険!なんだろうなぁ。
ちょっとハラハラ、一緒に大冒険している気分で息子も絵本を読んでいたのかもしれません。
『えすえるれっしゃだいさくせん』
男の子の兄弟が、おじさんに招待されてSL列車の旅をするお話。
温かみのあるSL列車が、緑の山々の中を走り抜けます。
列車の中でOLのお姉さんたちと出会って、お菓子をもらったり、一緒に先頭車両に行ってみたり。
途中で、ターンテーブルに乗せて列車を方向転換するシーンがあり、人がターンテーブルを回している姿なども描かれています。
息子はこのターンテーブルのシーンが好きでした。
『しんかんせんでおいかけろ』
お姉ちゃんと一緒におじいさんおばあさんの家まで行く2人。
弟と間違えて、男の子をおいかけている間に寝台列車に乗り遅れてしまうお姉さん。
弟も最初はべそをかいていたけれど、気前のいいおじさんに出会って、九州まで一緒に電車で過ごします。
お姉さんは、特急や新幹線を乗り継いで、どうにか弟が乗ってる寝台列車と合流。
途中で、駅員さんが時刻表を調べて、この電車に乗れば間に合う!とか教えてくれたりするのですが、時刻表好きの人にはたまらなくワクワクする絵本なのかもしれません。
『かもつれっしゃのワムくん』
こちらは、貨物列車が主役の絵本です。
いろんな荷物をのせて走る貨物列車のワムくん。
あるとき、ウトウトしていると海の中に・・・
周囲の貨車たちには尾ひれがついて、みんな泳いでいるのです。
最後には修理士のおじさんが来てくれて、目が覚めるところでお話が終わります。
海の中に電車たちがバラバラになって沈んでいくなんだか不思議な光景に、息子も興味津々という感じで、「しっぽが生えてきたなぁ」と絵をみながら何度も言ってました。
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