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あけましておめでとうございます。
今年最初の記事は、お正月の絵本紹介から。
お正月の準備として、図書館で予約しておいた絵本と紙芝居が年末に届きました。
今日は、その中の1冊を紹介したいと思います。
おばあちゃんのおせち
12月28日から順番に31日までのお正月を迎える家の準備のお話です。
12月28日は、お買い物。商店街におせち料理の材料を買いに出かけます。
12月29日は、黒豆や数の子の下準備。
12月30日は、お家の掃除や黒豆を煮たり、なますを作ったり。
12月31日は、お煮しめを作って、おせち料理を仕上げて。
おせち料理の作り方や昔からの日本のお正月を迎えるまでの日々を楽しみながら味わえる絵本です。
自分が小さい頃ってこんな感じだったなぁって懐かしく感じました。
おばあちゃんのおせち料理、とってもおいしそう!!
ということで、我が家もおばあちゃんのおせち料理です。
チェリーの入った寒天が我が家の子ども向けの定番おかずです^_^
おせち料理のいわれ
おせち料理に入っている1品1品には、それぞれに意味が込められているようです。
なんとなくは知っていましたが、この絵本の裏表紙に料理研究家の方が書かれたおせち料理のいわれが載っていました。
以下、『おばあちゃんのおせち』からの引用です。
おせち料理の一品一品には、五穀豊穣・子孫繁栄など、日本人の古来からの祈りがこめられています。それぞれの家庭の味と共に、こうした「いわれ」を、楽しみながら伝えていっていただきたいと願っています。
こぶまき・・・「よろこぶ」の言葉にちなみ、お正月にかかせない縁起物です。
くりきんとん・・・「金団」の字をあて、黄金色であることから、財宝をあらわしています。
だてまき・・・「伊達」とは、華やかで見栄えがよいことを意味します。また、「巻き」は書物などの巻物を示し、文化的な繁栄を願うものです。
こうはくかもぼこ・・・紅白はおめでたい色であり、形は日の出をあらわしています。
くろまめ・・・まめまめしく働けるように、という意味がこめられています。
かずのこ・・・にしんの卵がつまった数の子は、子宝に恵まれるように、という願いがこめられています。
ごまめ・・・「五万米」と書きます。「田作り」とも言い、どの字があらわすように、稲の豊作を願うものです。実際に、ごまめ(かたくちいわしの幼魚)を田んぼの肥料としてまいたともいわれています。
こうはくなます・・・お祝いのときに飾る紅白の水引をかたどったものです。
ぶりのてりやき・・・ぶりは、成長するにつれて名前が変わる「出世魚」。立身出世の願いをこめています。
えびのしおやき・・・腰が曲がり、ひげが長くのびている姿をお年寄りに見立てて、長寿への願いをこめています。
おにしめ・・・里芋は子宝を、れんこんは「先を見通す」という意味を表しています。ぎんなんには松葉を指し、さやえんどうは竹の形に飾り、にんじんを梅の形に切れば、おめでたい「松竹梅」がそろいます。
料理研究家 堀江ひろ子
本当に昔の日本の風習ってすごいですね。
あれこれ家族で話をしながら、おせち料理をいただきたいと思います。
今年も皆さまにとって良い一年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。