100かいだてのいえシリーズ
今日は息子が大好きなシリーズ絵本の紹介です。
1冊目を従兄のおさがりで頂いて、その後のシリーズを図書館で借りて読みました。
『100かいだてのいえ』シリーズの作者、いわいとしおさんの紹介がこの絵本の最後に書いてありました。
作者の岩井さんは、小さい頃にお母さんに「今日からおもちゃは買いません」と言われ、紙と鉛筆を渡されたそうです。
なので、小さい頃から絵を書いていろんなことを想像しながら遊ぶということが得意だったと書かれていました。
岩井さんもすごいけど、お母さんも何だかポリシーがまっすぐありそうな方で、すごいですよね。
そんな作者の幼少期からの想像力がいっぱい詰まった絵本だから、子どもたちの心をつかんで、子どもたちの想像力を刺激してくれる絵本になっているのだろうと思います。
ありそうでなかった絵本です。
100かいだてのいえ
こちらは、シリーズの最初の絵本。
トチくんという男の子が、家に突然届いた手紙の送り主を探しに出かけます。
森の中に高い建物を見つけて、中に入ってみると・・・
10階ごとにいろんな生き物たちが住んでいる高い高い建物。
それぞれの生き物たちが特徴を活かして楽しそうに暮らす様子が面白く、次の階には誰が住んでいるのかワクワクしながら読み進めます。
いよいよ100階に到着!
だれが待っていたかは読んでのお楽しみです。
たいていの絵本は横方向に開くのですが、この絵本は縦方向に開きながら読みます。難点は、小さな子どもには縦開きは自分で読みにくそうでしたが。
その高さが100階だてに上る感じと合っていて、いつもと違うワクワク感がたまりません。
息子も何回読んだかわかりません。
自分で手紙を書いて、100階建ての家(寝室のベッドの上に布団や枕で高い塔を作って登る)に行くという遊びをやっていました。
うみの100かいだてのいえ
次は、海バージョン。
女の子と船に乗って遊びにきたお人形が風に飛ばされて海の中に落ちてしまいます。
そのお人形が海の中に落ちた自分の服や帽子を探して、うみの100階建ての家の中を進んでいきます。
海にも10回毎に違う生き物が住んでいます。
どのシリーズにも、ちょっと暗くて怖い雰囲気の部屋があって、海の100階建ての家では、ウツボとカニの部屋がちょっと怖い感じで描かれていて、息子が一瞬びびってました。
最後、この100階建ての家の正体がわかります。
ええ??って大人はびっくりしてしまうかもしれません。
ちか100かいだてのいえ
最後は、地下100階だての家です。
今回の主人公はクウちゃんという女の子。お風呂に入っていると、パーティに来ない?と声がしてきます。
入り口は火山の近くにある地面の穴。
入っていくと、やっぱり10回毎に違う生き物たちが住んでいるんです。
生き物ごとの家の様子やちょっと笑えてくるようなシーンがあったりで、楽しみながら地下100階までたどりつきます。
するとそこは、誰かのパーティ会場でした。
一体だれのパーティなのでしょうか。
構成が同じでも、それぞれの生き物たちが本ごとに違って、家の様子も違うので、全ての絵本を楽しんで読めます。
息子が一番よく読んだのは、最初の『100かいだてのいえ』でした。
ミニサイズのシリーズも出ているので、お出かけ用にも便利かもしれません。
鉛筆と紙があれば子どもは遊べる
私の夫も、子どもは「紙と鉛筆があればいい」 っていつだったか言ってました。
たしかに現代のおもちゃは子どもたちを刺激するけれど受動的な遊びへの誘いは上手。
でも、子どもたちの想像力を自分の力で耕していく遊びとしては、紙と鉛筆はシンプルだけど最高の道具なのかもしれません。
最近、息子はお絵かき大好き。
3歳半になって、頭足人からようやく体ができてきました。
<トーマス・ゴードン・パーシー>
小さな画伯の作品をこれからも楽しみにしている親ばかママです。
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