レオ・レオニのカレンダーと絵本
2017年、我が家のカレンダーはレオ・レオニの絵本のカレンダーにしました。
毎月、レオ・レオニの絵本の中から選ばれた絵が描かれています。
せっかくなので、その月のカレンダーと同じ絵本を図書館で借りて読んでみたいなと思っています。
今回は、3月のカレンダー。
たまたま2月末に借りた絵本の中に『アレクサンダとぜんまいねずみ』がありました。
あれ、見たことある絵だなぁって思っていたら、3月がこの絵本でした。
アレクサンダとぜんまいねずみ
アレクサンダは、家の住人から嫌われています。
彼が姿を見せると、人間は追い払います。
そんなある日、アレクサンダは一匹のおもちゃのゼンマイねずみと出会います。
ぜんまいネズミは、いつもこの家の子どもと一緒にベッドで寝ています。
2人は友だちになり、毎日お互いの毎日のことを話し過ごしました。
小さな隠れ家に戻ると、アレクサンダはゼンマイねずみのことが羨ましくなります。
どうして自分は何もしていないのに嫌われるんだろう。
ある時、ゼンマイねずみは不思議なトカゲのことをアレクサンダに話します。
願いごとを叶えてくれるトカゲがいるらしい。
アレクサンダは、自分もゼンマイねずみになりたいと思って、トカゲに会いに行きます。
紫色の石。
願いを叶えるため、石を探し続けるアレクサンダ。
見つからずしょんぼりしていると、ダンボールの中に入ったゼンマイねずみに出会います。
新しいおもちゃが届き、不要になった荷物に入れられたのです。
かわいそうなゼンマイねずみ。そう思った時に、目の前に紫色の石が見つかりました。
アレクサンダは、石をもってトカゲのところへ走ります。
「僕は・・・」
彼はトカゲに何とお願いしたのでしょう?
友だちをみつけたネズミのお話です。
絵本の魅力
今回の絵本もそうですが、きっと読んでいる人によって、何をこの絵本から感じ取るかって少しずつ違ってくると思います。
同じものを読んでも、何を感じ、何を体験し、何を記憶するかはひとぞれぞれ。
その自由度の高さが絵本の魅力です。
感じ方の自由度が高くて、自分の中でじんわりと感じ取るものが残るような絵本が私は好きです。
この絵本も、『フレデリック』もそんな魅力のつまった絵本だと思います。
この絵本を読んで感じた「大切なもの」って、
子どもたちに言葉で伝えるのって、難しいし、押し付けがましいし、野暮な気もする。
絵本を読んで、その子が捉えられる範囲で感じ取ってくれたらいいなと思う。
レオ・レオニの絵本は、絵もとってもきれい。
絵の美しさを楽しめるのも絵本の魅力です。
切り絵のような感じで、きれいな模様の紙が切り貼りされて使われています。
柄と柄の組み合わせ方が、色合いも模様も絶妙で素敵。
大好きなウィリアムモリスの壁紙のような感じで、このページの色柄が好きです。
リビングの絵本棚に、絵本を並べ、3冊ほどお気に入りのものを表紙が見えるように立てかけています。
ここしばらくは、『はらぺこあおむし』『a little house』『ミッフィーのたんじょうび』です。
絵本って、インテリアとして飾っても絵画のように楽しめるのも魅力の一つです。
これからもぼちぼちと絵本の世界を楽しんでいきたいと思います。
12ヶ月のレオ・レオニの絵本、これから毎月紹介したいです。
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