『いつまでもすきでいてくれる?』子どものSOSに対して親ができること。

『いつまでもすきでいてくれる?』

今日は、我が家の絵本棚から1冊の絵本の紹介をしたいと思います。

 

タイトルが、『いつまでもすきでいてくれる?』という絵本です。

カンガルーの子どもとお母さんが、公園から帰るところです。

<ぼうや、おうちにかえりましょ>

「ママ、ぼくいつまでたってもぼうやなの?」

<いいえ、まいにちまいにち大きくなっているわよ>

「おおきくなっても、ぼくのことかわいい?」

<もちろんよ。ぼうやが元気で大きくなることが、ママのねがいよ>

 

ここから、カンガルーの子どもは、ママに質問を続けます。

ぼくが大人になっちゃったら?

ぼくがりんごの木になっちゃったら?

ぼくがじてんしゃになっちゃったら?

ぼくがせっけんになっちゃったら?

ぼくがえほんになっちゃったら?

ぼくがベッドになっちゃったら?

ぼくがおほしさまになっちゃたら?

お母さんは、全ての質問にやさしく丁寧にこたえていきます。

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最後の質問は、

「じゃあ、ぼくがあかちゃんになっちゃたら、もういちどかわいがってくれる?」

<もちろんよ、ぼうや!ミルクをあげて おむつをかえて、よるはねかしつけてあげるわ。ママはぼうやがだいすきですよ。いつもいつもいつまでもね>

カンガルーのママは、ぼうやをぎゅーっと抱きしめます。

 

最近の息子の様子

最近、息子が何かしらこだわりが強くて、思うようにいかないと癇癪のように怒り出したりすることが多くなっていました。

小さい頃から、保育園のストレスもあるのか1ヶ月ほど定期的に指なめが出たりすることがあります。

息子は、とっても敏感で、がんばりやさん。

周囲のことをよく見ていて、几帳面な性格。

怖がり屋さんだけど、やさしい子。

 

この頃、息子に対して私がイライラして怒ってしまうことが続いていました。

言い訳だけれど、

仕事をして寝かしつけるまでの数時間の間に、

食事を準備し、食べさせて、子どもと遊びながら洗い物、洗濯物をたたみ、お弁当をつくり、お風呂に入れて、遊んで、絵本を読んで寝かしつける・・・

夫は帰りが夜中なので、これをすべて1人でしていると、どうしても余裕がなくなってしまいます。

 

そのせいかどうかは、原因は1つではないと思いますが、息子の様子がどうも普段と違って、こだわりが強くなっていることが気になっていました。

靴のマジックテープの位置が思うようにピッタリと止まらないとイヤ。

親の返事の仕方が自分が思っている通りの言葉でないとイヤ。

服が少し汚れたらイヤ。

 

息子のこうした行動は、きっと何かしらの不安やストレスが高まっているからだと思います。

子どもの普段と違う行動は、SOSのサイン。

  

イライラしていた自分のことを、最近の息子の様子をみて大反省。

ちゃんと息子に謝ろうと思いました。

 

できることは抱っこ。

息子に私ができる一番のことは、抱っこすること。

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家に帰って、息子を膝に抱いて

「ママ、このごろ〇〇ちゃんのこと怒ってばっかりでごめんね」と謝りました。

しばらく、抱っこしながらゆっくりと息子が感じているであろう心のことばを私が話していくと、息子はポロポロと涙を流しました。

「ママもパパも、悪いことしたら怒ることがあるけど、〇〇ちゃんのこと大好きだからね。何かあったら絶対にママとパパが守ってあげるから怖くないよ、大丈夫だよ」って言うとにっこり。

しばらく、甘えん坊の赤ちゃんのようになってくっついていました。

その後は、こだわって泣くことがその日はありませんでした。

 

ことばで伝えることも大事 

僕がいい子でなかったら?

今の僕と違う僕になってしまったら?

お母さんは僕のことを同じように好きでいてくれるだろうか?

 

絵本のカンガルーのママのように、子どもの質問に丁寧に愛情を込めてこたえることってとても大切なことだなぁって思いました。

  

抱きしめること、そして、抱きしめることに言葉を添えていくこと。 

自分の気持ち、子どもの気持ち。

両方を子どもが小さい間は、親の方がことばにして伝えてあげたい。

「ママは〜と思っているよ」

「〇〇は、〜って思ってるんだね」

 

大きくなったら、高校生の息子を今のように抱っこさせてはもらえません。

その代わりに、大きくなっていくにつれて、言葉で子どもを抱っこするようになっていくのかもしれません。

そして、大きくなったときの「言葉の抱っこ」を支えるものは、きっと小さいころの本当の抱っこの温かさ。

今、私にできることはたくさん子どもを抱っこすること。

抱っこしながら、心から思っているあなたを愛しているという気持ちをストレートに言葉で伝えていくこと。

 

これからも、息子の性格は大きくは変わらないだろうし、ストレスがかかるとこだわりやいろんな行動も出てくるだろうと思います。

でも、気づいたときに、いろんな息子のSOSを見逃さないようにしたいと思いました。

 

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