もうすぐ節分です。
今日は、節分の絵本を紹介したいと思います。
節分について、絵本の終わりに書かれていました。
節分というのは、季節の変わり目の節目のことを言います。
日本の暦では、立春から立夏までが「春」、立夏から立秋までが「夏」、立秋から立冬までが「秋」、立冬から立春までが「冬」の季節になります。
昔は、この既設の変わる日を全て節分と呼んでいたそうですが、室町時代から節分は、冬の季節が終わる最後の日だけを言うようになったそうです。
季節の変わり目には、身体をこわしたり体調を崩しやすいので、邪気などをもってくる鬼を払う信仰が生まれました。
確かに、毎年節分の頃って本当に寒くて、風邪をひきやすい時期です。
気をつけないと。
節分には、豆まきをしたり、恵方巻きを食べたり、いろんな風習がありますが、
今日の絵本は、豆まきに関する昔話の一つです。
そうして豆をまくのか、子どもさんと一緒に読んでみるのもいいかもしれません。
『鬼といりまめ』
「行事むかしむかし」というシリーズの本の中の1冊です。
昔ある村で、全く雨がふらなくて皆が困っていました。
そんなある日、おふくという女の子とお母さんが田んぼで仕事をしながら、「もし雨を誰かが降らしてくれたら、おふくを嫁にあげてもいいのに」と言っていると、山奥から鬼がやってきました。
鬼は、言われたとおりに雨を降らし、その年は村中、大豊作に。
泣く泣くお母さんはおふくを鬼のところへ嫁がせました。
1年後、おふくはお母さんが教えてくれた方法で家に逃げ帰ることができたのですが、鬼が追いかけてきます。
さて、お母さんは鬼に何と言って追い返したのでしょうか?
炒った豆粒を鬼に投げて、「この豆を植えて花を咲かせたら娘を渡す」とお母さんは言ったのです。
炒った豆からは、いくら世話をしても芽が出ません。
鬼は、毎年再挑戦のために娘の家までやってきますが、毎年お母さんが炒った豆を投げるのです。
鬼は、とうとう炒った豆をみるだけで嫌になって逃げるようになったそうです。
なんだか、鬼も気の毒な気がしますが・・・。
節分の由来は、他にもいろんな物語があるようです。
▼昨年紹介した豆まきの絵本。
季節ごとに絵本を楽しむ
息子が2歳になったときから、図書館通いをはじめました。
只今、絵本ノートに書き記した絵本の記録は360冊くらいになっています。
その中でも、毎年大事にしているのは、季節の絵本を息子と一緒に読むこと。
その年の息子が好きそうなものや息子にわかりやすい内容の絵本を選んで読み聞かせをしています。
絵本にも旬がある。
以前にこんなことを書いたことがありました。
その子が今夢中なものや日本の昔からの季節の行事。
いろんな旬があると思います。
絵本は、本当にたくさんの作品があるので、選び放題。
「今」にぴったりの1冊に出会えるとうれしいですね。
▼子どもと楽しむ季節の行事
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