母親の長期出張
今年のゴールデンウィーク、私はもうすぐ5歳の息子を残して海外出張でした。
小さい子を残して家を長期に留守にすることは、本当に心が痛んで申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
出張中、時間を見つけて2回フェイスタイムで電話をしました。
元気に遊んでいる息子が、ママにチュっと言って電話越しにキスしてくれました。
帰ってきた時も笑顔で走ってきて、ちょっと照れた感じで甘えて抱っこされる息子に、頑張って待っていてくれてありがとうの気持ちでいっぱいになりました。
そんな長期出張中、息子が毎日読んでいた絵本があったようです。今日は、母親がいない間息子を支えてくれた1冊の絵本を紹介したいと思います。
ちっちゃなほわほわかぞく
ふかふか毛皮を着たほわほわ家族。こたつみたいにあったかくて、誰よりもちっちゃくて、ぬくぬくの木に住んでいる一家のお話。ほわほわ父さんとほわほわ母さん、ほわほわ子どもののどかな日常を描いた1冊。(amazonより引用)
あったかい家族の中で眠りにつく、ちっちゃな坊や。
パパとママは、ベッドに眠る子どもの手を握って歌います。
おねむりおねむり ほわほわぼうや
ざわざわ かぜは もうやんだ
ざわざわ ひるまは よるになる
ぬくぬく けがわにつつまれて
あさまで ぐっすりおねむりよ
ほわほわ かぞくにまもられて
谷川俊太郎さんの訳が、心地よく響いてくる絵本です。
息子がこの本を読むと「ママに会いたくなる気持ちが出てくるの」と教えてくれました。
それは寂しいというよりも、ふわふわ気持ち良いママの感触を絵本を通して思い出せたよというように私には聞こえました。
この絵本を読んで、パパとママに見守られている自分を感じて毎日眠りについてくれていたならよかったのですが、どうだったのでしょう。
毎日の絵本タイムは子どもとの絆
毎日どんなに忙しくても、よほどのことがない限り息子と一緒に絵本を読んでから布団に入ります。
「今日は遅いから短い本にしてよ!」とか言ってしまう日もありますが、とにかく絵本を読むことが習慣になっているのは確かです。
そんな絵本タイムは私と息子との絆時間になっているのかもしれません。
絵本を通して母親との時間を思い出し、絵本と一緒に眠りにつくことで母親の不在に耐えられる。
私がいない間、息子がそう感じてくれていたなら、毎日の習慣が子どもの中に積もっていって、いつか心を支えるものになってくれたらという願いが少し叶ってくれた1週間だったのかなぁと思います。
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