映画『日日是好日』を観て感じたこといろいろ。

映画『日日是好日』を観に行きました。

先日、ちょっとした機会があって映画を観に行きました。

観たのは樹木希林さんの遺作となった『日日是好日

 

www.nichinichimovie.jp

 

思っていた通り、大きな起承転結があるというよりは、もっと大きな時間の流れの中で日々の淡々とした情景を綴っていくような、緩やかな波の上を漂うような感覚の映画でした。

樹木希林さんの存在感は、やはりすごいなぁと思いました。

 

私は、映画を語るようなことはできませんので、映画の内容そのものというよりも、映画を観終わって、私が思ったことを書いてみたいと思います。

 

雨聴

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映画の中で、お茶室の掛け軸が何度も映し出されていました。

いろいろな書の中で、私が印象に残ったのは、「雨聴」という言葉。

そのまま「雨を聴く」ということなのでしょうか。

 

それを見て、5月に行ったフランスの病院のことを想っていました。

フランスのブロアという森の中にある精神病院です。

森の中にある古城を一つそのまま病院にして、森の広大な自然の中に、教会のあとやレンガの小屋のようなものが点在しています。

それらが、病院の患者さんたちが使ういろんな用途の施設になっているのです。

 

その中に、一ついかにも手作りという小さな屋根と柱だけの小屋がありました。

その建物は、「雨の音を聴くための場所」でした。

雨の音を聴くためだけに建てられた建物があるなんて、私は感激しました。

案内してくださった医師は、「みんな雨の音を聴いて大きくなったでしょ」とおっしゃっていました。

雨の音を聴く、そんな感性で人の心に耳を傾け、患者さんの声を聴き、身体を診てくださる医師がいることに感銘を受けました。

 

五感を通して何かを感じること。

頭で考えるのではなく、からだが覚えていることを信じて大切にすること、感じること。

映画の中でも大切にされているテーマでした。

 

雨聴

みんな雨の音を聴きながら大きくなった。

こんな感性を仕事の中でも、日々の暮らしの中でも大切にしていきたいと思いました。

 

映画の感想とずれたことを長々と書いてしまってすみませんでした。

読んでくださってありがとうございました。 

 

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