【結婚記念日】結婚式であった不思議な体験。

結婚記念日でした。

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夫と結婚して12年目の結婚記念日を迎えました。

結婚した日、戸籍を出した日が別なので、2日間のうちどちらが結婚記念日なのか毎年迷います。

 

先日、5歳になる息子に、「もうすぐパパとママが結婚した日なんだ」と話をすると、ちょっと恥ずかしそうな顔をして、ニコッと笑って「僕は?」と聞いてきました。

なんだかその瞳を見ていたら、ある出来事を思い出しました。

 

結婚式に出会った女の子は誰?

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私たちは、軽井沢の石の教会という教会で、本当に家族だけの小さな式をあげました。

3月で、軽井沢は春の香りとまだ雪もちらつく冬の残り香の中。

ミモザの黄色い花がとてもきれいだったのを覚えています。

結婚式当日は、朝から衣装を着たりメイクをしたり。

式をあげる教会は、ホテルから少し離れていたので敷地内を専用の車で移動して教会に向かいました。

その車は、花嫁さん花婿さんが乗っていると周囲にもわかるようにガラス張りだったかオープンカーのようになっていたように思います。

 

その車に乗って、雪が少し積もった軽井沢のホテルを移動していると、道のところに小学生くらいの女の子が一人立っていました。

その子が、「わぁ〜、花嫁さんだ!」と言わんばかりに、目をキラキラさせて嬉しそうにこちらを見ています。

目があったので、私もうれしくて微笑み返しました。

彼女もニッコリと、少し照れたように微笑み返してくれました。

 

朝も早い時間に周囲には誰もいらず、女の子だけが雪の小道に立っている。

今思えば本当かどうかわからないのですが、当時の私にはしっかりと見えたのです。

 

誰と結婚するのか?

その子のあのキラキラと輝く憧れの眼差しを見たとき、私はなんだかとても心があつくなりました。

涙が出てきて、「あぁ、この子は私だ」と思ったのです。

小さい頃の私、花嫁さんに憧れる女の子、これまで頑張って生きてきた自分。

そんな私が、花嫁さんになった自分に微笑みかけている。

この子は、今の自分をみて全てを許してくれた。

この子の夢も悲しみも全てが今の私の中にある。

私は、この女の子の希望も一緒にもって教会に向かうんだと感じたのです。

 

結婚は、もちろん夫としたのです。

けれど、感覚としては結婚というのは、一人の男性という個との結びつき以上に、新しく世界と結びつきなおす儀式なんじゃないかと思うのです。

自分自身、これまで育ててくれた家族、そして世界との結びの儀なんだと。

 

あの時の女の子の輝く眼差しに、今の私は応えられているだろうか。

毎日が仕事と育児、家事に追い回されて、いつもイライラしている自分がいる。

けれど、年に1回、あの女の子の瞳の輝きを思い出して忘れないようにしたい。

そう思った結婚記念日でした。

 

 

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