なんとなく後味の悪い絵本「3びきのかわいいオオカミ」

最近読んだ絵本

我が家の息子は、ただいま小学2年生です。

2年生ですが、まだまだ自分で読むよりも読んでほしいということが多くて、絵本の読み聞かせは続けています。

図書館で1ヶ月に5,6冊くらいのペースで本を借りる感じです。

絵本をたくさん読んでいた頃は、月に10冊以上を借りて、年間100冊を超える絵本を読んでいました。

引っ越しをして気軽に図書館へ行けなくなったことや、選ぶ本も絵本が1,2冊で残りは少し読み物っぽい児童書に変わってきているため、昔のような数を読まなくなっています。

 

さて、そんな感じでゆるく読書タイムを継続中の息子と最近読んだ絵本の中で、なんとなく後味の悪い絵本があったので紹介です。

 

3びきのかわいいオオカミ

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この絵本、あきらかに童話の『3びきのこぶた』を意識して書かれています。

登場するのは、3匹のこぶたならぬ、3匹のかわいい狼のこどもたち。

3匹のこぶたと同じように、狼の子どもたちは、自分たちの家をいろんな材料で作ります。

一匹ずつではなく、3匹のきょうだいが仲良く一緒に家を建てるのですが。

 

そこに、なぜか突然にものすごく悪い大きな豚がやってきます。

この豚、とんでもなく性格が悪く、狼たちが建てた家に放火したり、ダイナマイトをしかけたりあらゆる手を使って家を破壊します。

・・・悪すぎて読んでいて腹が立つくらい。

 

そんな豚をどうしたものかと狼たちは考えます。

そして、最終的に「お花」で家を建てるのです。

すると、そこにやってきた豚が・・・

 

すべてのオチは書きませんが、最後には3匹の狼と豚が仲良く遊んで一緒に暮らすという話になるのです!

 

いや〜、ダイナマイト使って全く無関係の自分たちの家を壊された相手と仲良くする必要があるのだろうか。

今は子どもだけど、狼たちはいつか成長して大きくなるはず。

そのときに豚を??

いろんな悪い自分の中の心が揺さぶられる感じで、全ても受け入れて良い話として締めくくられる展開に、後味が微妙な絵本でした。

 

子どもは、「この豚、何なん?!」と意味がわからないと怒りながら読んでいました。

平和主義の息子的には、みんな仲良しの展開は一安心だったのかもしれませんが。

 

まだまだ知らない絵本がたくさんあるもんだなぁと思いました。

これからも息子とゆるく絵本タイムを続けていきたいと思います。

 

▼絵本選びの参考に。

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