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『ねないこだれだ』 作・絵:せなけいこ
もはやおばけ絵本の定番のような絵本。
「時計がなります。ボーンボーン」
「こんな時間に起きてるのはだれだ?」
夜の時間に起きているのは、フクロウやどら猫、泥棒に・・・
夜中はおばけの時間です。
夜中に遊んでいる子は、おばけになって、おばけの世界に連れて行かれてしまうのです。
おばけと一緒に空に飛んで行った女の子はどうなったのか?
最初に読んだときは「え??」って思いました。
せなけいこさんの絵本はちょっと不思議な「え?」という感覚で終わる絵本があって、内容も子どもたちにとってのリアルを表現している感じがします。
時計の音から始まるのもあってか、全体の絵本の言葉が低くてゆっくりの歌のような感じで、息子はすぐに絵本の言葉を覚えてしまいました。
わが家の小さな泥棒さん
3歳半になる息子は、ときどき言葉の使い方を間違えることがあります。
それが思わずプッと笑ってしまうものが多いんです。
この前、息子が何やら大きな買い物袋を触っていたときのこと。
何やらひらめいた様子の息子さん。
買い物袋を肩から背負って、きっと泥棒だって思ったんでしょう。
そして、『ねないこだれだ』の絵本に出てくる泥棒を思い出したんだと思います。
「こんな時間に起きてるのはだれだ?」
「のらねこ、どらねこ・・・それともどろぼう?」っていうセリフ。
ニヤリとした表情で、抜き足さしあしで私の近くに寄ってきた息子が一言。
「それでもどろぼう?」
いやいや、自分でツッコミ入れながら登場した変な袋担いだ小さな泥棒さん。
思わず吹き出してしまいました。
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