『みんな、よろこばせごっこをして生きている』
今日は、最近読んだ本の紹介をしたいと思います。
先日、『心にひびくあのひとのことば』という本の中で、心にとまった言葉。
『みんな、よろこばせごっこをして生きている』
やなせさんは、「人間が一番うれしいことは、人間をよろこばせることだ」と考えておられたようです。
「よろこばせごっこ」なんだか不思議な言葉。
アンパンマンたちは、みんな妖精なんだとどこかで聞いたことがあります。
ジャムおじさんやバタコさんも妖精。
人生みんな「ごっこ」なんだって感じとつながる気がします。
仕事をしていて、誰かが喜んでくださる笑顔をみると心から私もうれしくなります。
その笑顔は私が相手からいただいた喜び。
4歳になる息子も、毎日アホなこと可愛いことをして私を喜ばせてくれます。
私が笑うと息子もにっこり。
人間が一番うれしいのは、人間をよろこばせることだっていうのは、そうかもしれないなぁと思うのです。
人生なんて夢だけど
『人生なんて夢だけど』
これは、やなせたかしさんの自伝です。
5歳の時に父親を亡くされたやなせさん。
弟さんは養子に行き、お母さんの再婚などで居場所を転々とされたようです。
そして、30歳で漫画家となり、アンパンマンで有名になられたのが70歳すぎてからというのも驚きでした。
アンパンマンは、小さい頃のやなせさんご自身の体験から着想を得ているそうです。
遠くの駅で切符を失くして、歩いて帰ろうとしているところを友人とお母さんに出会って、アンパンと帰りの切符代を買ってもらったお話。
やなせさんの、「ほんのささやかな親切をおしまない人がほんとうのヒーローだ」という思いが、アンパンマンのお話へとつながっているそうです。
人生なんて夢だけど、
夢の中にも夢がある。
ノスタル爺さん、ノスタルジー。
(『人生なんて夢だけど』より)
小さい頃、自分は誰かが見ている夢物語なんじゃないか、って思ったことがあります。
これ結構な人がそう思ったことあるみたいですね。
誰かの夢の中の世界。
儚く一瞬で全てが消え去ってしまうのかもしれないけれど、
夢の中にも夢がある。
アンパンマンの日
10月3日はアンパンマンの日だそうです。
1988年10月3日は、日本テレビではじめてアニメ「それいけ!アンパンマン」の放送が開始された日だからだということです。
大好きなアンパンマンの歌の抜粋です。
そうだ!うれしいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ。
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。(アンパンマンマーチより)
もし自信をなくして
くじけそうになったら
いいことだけ いいことだけ 思い出せだいじなもの忘れて
べそかきそになったら
好きな人と好きな人と 手をつなごう楽しいこといっぱい
でもさびしくなったら
愛すること愛すること すてないで(アンパンマンたいそう)
みんな、よろこばせごっこをして生きている。
夢の中でも夢をみたい。
余談になりますが・・・
やなせたかしさんが、2013年10月に他界されたときは、寂しい気持ちになりました。
私は、何を隠そう大人になってからアンパンマンが好きになった人です。
「アンパンマンって奥深いんだよ〜」とか勝手に言いながら、車にアンパンマンの人形を飾って走っていた20歳代の自分が恥ずかしくなりますが。
その当時集めたアンパンマングッズのうち、お気に入りのものだけ子どもが生まれた時にと残していました。
実際に、今は当時あつめた人形たちは、息子の遊び道具になっています。
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