出産祝にもらった絵本
今日紹介するのは、私は息子を出産したときに、夫の友人から御祝いでいただいた絵本です。
出産して1,2ヶ月の間って、お母さんになったばかりの女性はものすごく感覚がセンシティブというかナーバスというか、そういう状態になるんだと思います。
この絵本を読みながら私は思わず涙を流してしまいました。
赤ちゃん向きの絵本というよりは、4歳くらいの子どもさん向きの絵本。
最近になって、息子が何度か読んでほしいとこの絵本を持ってくるので、当時のことを思い出しました。
ラチとらいおん
ラチは世界中で一番弱虫の男の子。
いつも泣いてばかりで、何をするのも怖がって、友達もいません。
そんなラチには好きな絵がありました。
絵を見てラチは言います。「ぼくに、こんなライオンがいたらなんにもこわくないんだけどな」。
ある朝、目を覚ますと赤いライオンがいるではありませんか!
ラチはライオンと一緒に強くなるための特訓をします。
ラチは、ライオンと一緒だったら何でもできる、何も怖くないと思えるようになっていきました。
そんなある日、友だちたちがノッポといういじめっ子にボールを取られ困っていました。
ラチは、僕が取り返してくると出かけ、ノッポに追いついてボールを取り返すことができたのです。
ふと見ると、いつもライオンが入っているポケットにはリンゴが一つ入っていました。
そして、ラチが家に帰ると、ライオンからの手紙が置いてありました。
心の中にライオンがいる強さ
この絵本を読んだとき、私は横で寝ている息子の寝息を聞きながら、いつかこの子のところにもライオンがやってきてくれるだろうかと想いました。
この子にとってのライオンは、どんなものか、いつ出会うのかもわからない。
でも、自分にはライオンがついているんだ、だから大丈夫なんだと思える存在がどうかこの子の心の中にもいつの日か宿ってくれますようにと思いました。
ある人に、「子どもさんにどんな子になってほしい?」と聞かれたことがあります。
私は、「自信のある子」と答えました。
自信というのは、自分を信じるという意味で言いました。
自分のもつ力を、自分が守られていることを、自分を支えている力を信じることができる子。
私は別によい学校に入って、エリート職についてほしいとも思っていません。
ただ、息子が楽しいなぁと生き生き毎日を過ごしてほしい、そんな日々を自分で見つけ創り出せる大人になってほしいと願っています。
息子とライオンちゃん
絵本を読んでいると、息子は途中でラチのポケットにライオンがいないということに気づいたようです。
しっぽが見えないとページを目繰り返して教えてくれました。
よく見てるなぁ〜と感心。
絵本と一緒にライオンのぬいぐるみをいただきました。
「らいおんちゃん」と読んでいます。
赤ちゃんの頃は、しっぽをベタベタに舐め回し、
少し大きくなったら、しっぽを持ってブンブンと振り回し。
最近ようやく本来の?ぬいぐるみ的位置を獲得しつつあるライオンちゃんです。
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