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今月図書館で借りた絵本
2歳4ヶ月の1ヶ月間に図書館で借りた絵本は、21冊でした。
絵本ノートを見返していると、もうほとんどが電車や乗り物の絵本でトホホな気分。
でも、この時期は絵本が好きになってくれて、絵本を毎日読んでいました。
せっせと図書館の蔵書検索で乗り物の絵本を探して、予約したりしていた時期です。
乗り物の好きの子どもさんにおすすめの絵本たちの紹介です。
『しんかんくんうちにくる』
作:のぶみ あかね書房
新幹線が大好きな子どもさんにはおすすめの一冊。よくある乗り物の絵本ではなく、新幹線が主役キャラクターになって登場している 絵本なのです。
新幹線が大好きな男の子「かんたろうくん」との友情のお話で、新幹線が男の子の家までやってきてしまいます。
子どもたちが新幹線大好き!と思う気持ちと同じくらい、新幹線もそんな子たちのことが大好きなんだよというメッセージが伝わってきて、なんだかうれしい気持ちになります。
NHK教育のお母さんと一緒の「おてて絵本」の絵を描いいる作者で、微笑ましくて、かわいい絵です。
絵本をよく見ていると、カエルが逃げ出して、次のページからずっとどこかに出てきていたり、おばけや宇宙人がいたり、かんたろうくんの部屋の新幹線グッズなど細かい芸が散りばめられていて面白いです。皆さんも探してみてください。
最初にこの絵本を図書館で発見した時は、息子の喜ぶ姿が目に浮かび、私まで興奮してしまいました。
かんたろうくんと息子、何だか顔も似てる気がする・・・。
しんかんくんはシリーズで何冊か出ています。息子は最初に出会ったこの絵本が一番のお気に入りで、自宅にも購入して置いてあります。
『はこねのやまのとざんでんしゃ』
作:よこみぞえいいち 福音館書店
はこねのやまの とざんでんしゃ (かがくのとも傑作集 わくわくにんげん)
- 作者: 横溝英一
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1993/04
- メディア: 大型本
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横溝栄一さんの絵本。丁寧に描かれた電車の絵が電車好きの子どもをとりこにします。
下手な旅行案内本よりも、正確で旅気分を味わえる気がします。
この絵本は、箱根の駅から強羅温泉まで行く電車のお話。
いろんな人がそれぞれの駅で乗り降りしながら、電車は終点まで向かいます。
なぜか息子は駅長さんに小学生の女の子たちが「こらこら」と注意されている場面が好きでした。なぜ?
『トロトロトローリ』
作:高部晴市 教育画劇
ガリ版の独特な風合いと絵のタッチや色使いによって、なんとも不思議な世界が絵本の中に拡がっています。
日常的な光景なのに非日常的。トローリーバスが、ちょっと奇妙なところを走って行く。最後は、子どもたちがパラシュートで散らばって家に帰るのかなというシーンで終わります。
不思議な感じが意外で珍しかったのか、息子は「トロトロトローリ」と言いながらページをめくっていました。
『やさいのおなか』
作:きうちかつ 福音館書店
影絵のような やさいの断面が出てきて、これなーんだっていう絵本。
カボチャ、ピーマン、玉ねぎ・・・自然派の形って本当に繊細で綺麗だな〜〜って思います。
普段食べているお野菜ですが、いつも見るのとは違った視点からなので、答えを言っても息子は「え?」って笑っていました。
そういえば、普段の生活の中では、食事に出てくる時はもう調理されて切ってあるし、子どもが野菜そのものをちゃんと見たり触ったりすることって少ないなぁと思った絵本です。
『わくわくでんしゃしゅっぱつ』
作:視覚デザイン研究所 絵:くにすえたくし 視覚デザイン研究所
わくわくでんしゃしゅっぱつ (視覚デザインののりものえほん)
- 作者: 視覚デザイン研究所,くにすえたくし
- 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 大型本
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犬の兄弟が色々な電車に乗って旅をするお話です。
話の構成自体は、他の絵本にもありそうな感じですが、視覚デザイン研究所ってだけあって、メインのお話以外の絵が細かく凝っています。
遠近感や電車が勢ぞろいするシーンの描き方、遠景に拡がる景色の中にも細かい情景が描き込まれていたり。
「あ、ここに〜があるよ」と色んなものを見つけて楽しめる絵本です。そういう発見は、子どもたちの方が得意なのかもしれません。
絵本の楽しみ方を子どもたちはよく知っていて、そんな子どもたちの能力をよくわかっている作者が作った絵本なんだなぁと感心しました。