ただいま、新居を建設中です。
私は今、夫と6歳の子どもと一緒に52平米の小さなハイツに住んでいます。
そして、いろいろな状況が重なって昨年から土地探しを始め、現在進行形で新居を建設中です。
京都での土地探し。
探し始めるまでは何も知らなかったこともたくさんありました。
京都といえば、「うなぎの寝床」
その名の通り、すごく間口が狭くて細長い家が多いんですよね。
古くからの家が多く立ち並ぶ場所では、売りに出ている土地もほぼ縦長の間口が狭めの土地ばかり。
逆に、広々とした郊外の土地は風致地区。
なかなか理想的な土地が現実的な価格(サラリーマンがローンを組んで購入できる価格帯?)では手に入りません。
利便性を優先して選ぶ
今住んでいるのは、地下鉄の駅から徒歩5分以内なのに周囲に緑もあって開放的な土地。賃貸なので実現できる立地です。
この周辺に持ち家を建てるのは、学区的にも理想でした。
けれど、とてもとても手が出ない価格。
建売物件はほぼ3階建で、ものすごく狭い土地に隣りの家とくっつくように建てられています。
土地を買って好きな家を建てたとしても、いわゆる間口の狭い極小住宅というものを工夫して建てることになると思います。
洛中と呼ばれる市内のまち中は、同じく狭い細長い土地がほとんど。
そこに容積率200%とかで家を建てるのです。
例えば、土地だけで3000万円代までで京都市内に土地を買おうと思うと、ほとんど隣りと密着した極小住宅か、うなぎの寝床になる気がします。
ゆったり感を求めて
逆に、京都市内でも少し離れた郊外の土地に行くと価格も下がります。
駅からは遠く、車がないと無理な場所もありますが、バスや自転車、車での移動なら市内まで15分もあれば行けます。
大体は、山の方にある住宅地。最近は、人気の住宅地になっているので新築の家もたくさん建っています。
けれど、ほぼ土砂災害警戒地域。
あとは、建ぺい率が50%とか40%とか、容積率さえ60%の土地が多いので、土地の広さの割には小さな家しか建てられないという難点はあります。
その分、隣りとは密着せずゆったりと家が建てられます。
我が家が選んだ土地は?
総予算=土地の価格+家の価格
利便性のよい街なかに小さな土地を高価格で買って、こだわりを捨てて低価格の家を建てる。
もしくは、
田舎に低価格で土地を買って、家はこだわりをもって建てる。
どちらかになると思います。
結果、私たちは後者の田舎に自分たちの好きな工務店でそれなりにこだわって家を建てることを選びました。
私たちは悩んだ末、市内から少し外れた郊外の土地を選びました。
周囲は古い住宅街でたくさん家がありますが、裏は小山。山ですが低いので、土砂災害警戒地域でもありません。
田舎なので50坪の土地で、庭と畑も作れます。
しかし、どうしてここが?と思うような田舎で周囲には古い家しかないような住宅街なのに、風致地区に認定されています。
というか、京都はいたるところに神社仏閣があります。
そのため、その周辺は風致地区とか特別修景地区とかに認定されています。
これがくせ者でした。
なぜなら、壁の色、屋根の素材、屋根の傾斜、家のデザインに至るまで事細かく規定があって、自分の好きな家を自由に建てるわけにはいかないのです。
京都に限らないとは思いますが、とにかく思った以上に理想の土地ってないものですね。
理想の60%が叶ったらよいと思え、そんな記事をどこかで読んだ気がします。
家を建てるとなると、次にすぐ引っ越しともいかないので慎重に選ぶことになりますが、本当にここでよかったのか決めたあとでグルグル考える日々が続きます。
風致地区や修景地区での家つくりについては、後日詳しく苦戦の過程をご報告したいと思います。
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